セグメント機能では、購入履歴や属性など様々な条件でコンタクトを絞り込み、ターゲットリスト(セグメント)を作成できます。作成したセグメントは、LINEやSMSでのメッセージ配信に活用できます。
※CAAC関連の条件を使うには、Customer Data Hub(CDH)でセグメントを作成し、CDHの連携設定を有効にする必要があります。
セグメントの使い方と作成方法
MAACでは、よく使われる条件をもとにあらかじめ定義されたセグメントが用意されています。「30日以内に反応のあったLINEコンタクト」のセグメントや「購入履歴のあるLINEコンタクト」のセグメントなどがあり、画面を開くとすぐに確認・利用できます。
※「購入履歴のあるLINEコンタクト」など一部のセグメントでは、GA4と連携した過去2年間のデータが使用されます。
• セグメント名で検索することで、目的のセグメントを簡単に見つけられます。
セグメントの項目内には、「LINEの友だち追加済みコンタクト件数」と「電話番号で追加したコンタクト件数」がそれぞれ表示されます。
自由に条件を設定してセグメントを作成
必要な条件を組み合わせてセグメントを作成することも可能です。特定の属性や行動履歴、購買状況などに基づいたターゲットリスト(セグメント)を作成できます。
※セグメントは、システム負荷の軽減やリストの定期的な見直しを促すため、初期設定では最大30件まで作成できるようになっています。
必要に応じて上限の引き上げも可能ですので、ご希望の際はサポート窓口までお問い合わせください。
MAACコンタクトを使ってセグメント作成
1.「作成する」をクリック
2.「MAACによるフィルター基準」を選択
3.セグメント名・説明(任意)を入力
4.コンタクト情報のフィルターの内容を選択
⚠️ 以下の条件では、過去2年間のGA4データが使用されていますのでご注意ください。
- エンゲージメント:「閲覧ページ」、「クリックされた配信」
- EC:「平均客単価」、「累計消費額」、「AI購入者予測」
5.期間の選択
フィルター条件を追加すると、項目によっては期間を選択できます。
- 全ての時間
- 直近の日数 : 最大365日までの任意の日数を入力して絞り込めます
-
特定の期間 : 最長1年の範囲で、任意の開始日と終了日を指定できます
以下のように「本条件において期間の指定は無効です」と表示されている場合は期間を選択することはできません。
※以下の条件は、期間指定の有無にかかわらず、常に全データを対象に絞り込みが行われます:
- タグ
- エンゲージメントレベル
- ディープリンク
- 性別
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- Customer ID
6.(任意)特定のセグメントを除外する
作成するセグメントから特定のセグメントを削除することができます。
*除外で選択できるセグメントは、ステータスが「準備完了」になっている必要があります。
LINE UIDを使ってセグメント作成
1.「作成する」をクリック
2.「LINE UIDのインポート」を選択
3.ファイルをアップロードする
4.ファイルはダウンロード可能です
Customer Data Hubを使ってセグメント作成
1.「作成する」をクリック
2.「Customer Data Hubによるフィルター条件」を選択
3.Customer Data Hubで管理されているタグを選択
セグメントのフィルター条件の詳細
フィルター条件一覧
EC向けのフィルター条件
-
クリックされた配信:この条件で絞り込むには、メッセージに設定されたURLにUTMパラメータが入力されている必要があります。
※UTMが設定されていないリンクは、クリック情報が収集されないため、フィルター条件の対象になりません。 -
累計消費額・平均客単価:金額条件を「X円より大きい」と指定した場合、ちょうどX円のコンタクトは含まれません。
例:「10,000円より大きい」とした場合、「10,001円以上」のコンタクトが対象になります。
⚠️ 以下の条件では、過去2年間のGA4データが使用されていますのでご注意ください。
エンゲージメント:「閲覧ページ」、「クリックされた配信」
EC:「平均客単価」、「累計消費額」、「AI購入者予測」
フィルター条件の設定詳細
対象項目ごとに、設定可能な値や選択肢が異なります。画面上の入力欄をご確認ください。
条件の組み合わせ方法
用途に応じて「全ての条件(AND)」または「いずれかの条件(OR)」を選択できます。
全ての条件を満たしたいとき(AND条件)
いずれかの条件を満たしたいとき(OR条件)
「条件AとB」かつ「条件C」の両方を満たしたいとき
「条件AとB」と「条件C」のいずれかを満たしたいとき
セグメントの除外
2024年4月10日以降、MAACのセグメント条件に「セグメント除外」機能が追加されました。
設定することで、特定のセグメントを配信対象から除外することができます。
注意事項
- 除外できるのは、状態が「準備完了」になっているセグメントのみです。
- 配信対象を「すべてのコンタクト」にしつつ、特定のセグメントだけを除外したい場合は、セグメント除外の設定だけで完了します。別のフィルター条件を追加する必要はありません。
-
セグメントAでセグメントBを除外している場合、その逆の除外設定(お互いに除外し合うこと)
を行うことはできません。相互に除外設定をすると、処理がループしてしまうため、システムで防止されています
- 除外セグメントの入れ子構造は、2段階までを推奨しています。それ以上複雑にすると、システムが正しく処理できない可能性があります。
除外したいセグメントの選択
除外できるセグメントは最大2つまでです。
セグメントAがセグメントBを除外している場合、更新のタイミングによって以下のような挙動になります:
1. 自動更新の場合
→ 先にセグメントBが更新され、その後セグメントAが更新されます。
2. セグメントAを手動で更新した場合
→ セグメントBは自動では更新されません。
ただし、システムが「Bを先に更新してください」という通知を表示します。
3. セグメントBを手動で更新した場合
→ セグメントAへの通知や自動更新は行われません。
セグメントの配信準備
セグメントの作成を完了するとリストが更新されます。ステータスが準備完了になるまでお待ちください。
-
セグメントが「準備中」のままだと、メッセージ配信を実行できません。
-
必ず、状態が「準備完了」になっていることを確認してから配信設定を行ってください。
セグメントの更新・編集・エクスポート
セグメントは作成後にいつでも更新・編集・エクスポートが可能です。
※Customer Data Hubの条件で作成されたセグメントは、現在エクスポート非対応です。
「配信」アイコンをクリックして配信設定を追加
セグメント一覧の右側にある「配信」アイコンをクリックすると、該当セグメントに対してすぐに配信設定を追加できます。
セグメントの最終更新日時を確認
各セグメントの最終更新日時は、一覧に表示されます。
注意点
- セグメントリストは毎日UTC+8 03:00に24時間以内の配信スケジュールを自動で計算します。UTC+8 03:00を超えてしまった場合でも、手動更新する必要はございません。もしUTC+8 03:00よりも前に配信したい、また、一定日数以上未更新の場合、手動で更新してください。
- 作成したセグメントに配信したい場合、セグメントステータスが「準備完了」になっていることを確認してください。
-
「エンゲージメントレベル」+「特定の時間の追加」を選択した場合、セグメントのフィルタリングが失敗する場合があります。
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- 絞り込み条件 - プッシュURLをクリック:UTMを設定しなければ、絞り込むことができません。
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